東京のはずれ、秩父多摩甲斐国立公園の入り口に位置する御岳山山頂には武蔵御嶽神社(むさしみたけじんじゃ)が鎮座します。創建は崇神天皇7年(紀元前91年)とされ、2000年以上の歴史があります。
創建当時から、日本における神道や仏教の前身である山岳信仰の霊場として発展しました。
以前は主祭神でありました「蔵王権現(ざおうごんげん)」は山岳信仰の神様であり、奈良県吉野山にルーツを持ちます。御岳山は「関東の吉野」として名を馳せ、周辺には現在でも吉野にちなんだ地名や史跡が残っています。
我々の先祖も、山々を駆け巡り、滝で身を清め、お山に坐します神々に祈りをささげる「山伏(やまぶし)」の末裔であると伝えられています。